MATERIALS
ラングアッカーホイゼルは、ミニマリストの美学を貫くことで、素材の美しさ、そして熟練したクラフトマンシップを際立たせています。
金具やジッパー、革製や非革製の代替品など、品質と外観を重視して自らの手で選択し、デザインを完成させています。
また一人の人間が通してバッグを作ることで、生産工程の一貫性を保っています。しかしそれによって目指しているところは、使い続けていくうちに風合いが増し、愛着の持てるアクセサリーを作ることに尽きます。
ハンドルに使われている革は、オーストリアのチロル地方にあるSchatzleder(シャッツレーダー)というタンナリー(なめし工場)から仕入れています。1536年に設立されたチロル最古のタンナリーで、植物性タンニンなめしの牛革を製造してもらっています。植物性タンニンなめしはナチュラルなプロセスで、環境にも優しい方法です。「植物性」とは、なめし工程で使用される木の皮などの天然素材に由来しています。これは最も古いなめし方法のひとつで、何世紀にもわたって行われてきました。
紙について:
非常に汎用性が高く、ほぼ完全に植物由来の素材を使用しています。高い寸法安定性、60℃までの洗濯堅牢度、耐摩耗性を持っており、ドライクリーニングも可能です。
原料となるセルロースの採取元である森林、農園は、責任ある林業のための最も厳しい国際基準、FSC認証を受けています。セルロースとは植物繊維の主成分のことであり、リサイクル可能です。ラテックスをわずかにブレンドしています。着色には顔料を使用。
メタリックは、地色である白や黒に、なめし技術による塗装、ラミネート加工を施して製作。コンクリートを使用したスペシャルエディションは、手作業でコンクリートとラテックスの混合剤を紙の上に塗布しています。
この紙は、原材料の採取から流通、廃棄に至るまで、ライフサイクル全体を通して高い環境保護基準を満たしています。また、肌に密着する素材に含まれる有害物質の検査を行う、エコテックス規格100の認証も取得しています。製造工程でのCO2排出量、エネルギー消費量、真水の使用に関しても持続可能性のある方法を採択し、環境への影響を大幅に抑えています。
レザーハンドル:
ハンドルには、植物タンニンなめしを施した南ドイツ産の牛革を使用。植物タンニンによって革をなめす自然製法で、環境にも優しいものとなっています。 樹皮や葉、枝などから得られる天然のタンニンとオーガニック素材を使用して何世紀にもわたって行われてきた、最も古いなめし技術の一つです。
裏地:
裏地はドイツ北部の工場で製造。エコテックススタンダード100の認証を取得したコットンモレスキンを使用。生産工程は、オーガニックテキスタイル世界基準で認証されており、最高の環境保護・社会基準を遵守しています。
ジッパー:
高品質な YKK のジッパーを使用しています。エコテックススタンダード100の認証を取得。
糸:
縫製には、丈夫で耐久性に優れた、南ドイツ製の高品質な糸を使用。エコテックススタンダード100の認証を取得しています。
PRODUCT CARE
お手入れ方法:
紙は洗浄可能で、防水性があります。必要に応じて防水スプレーもご使用いただけます。
商品についた汚れを落とすには、柔らかい消しゴムか、弱い中性洗剤で湿らせた柔らかい布をご利用ください。
レザーハンドルも防水スプレーでお手入れすることができます。
自然な風合いの変化が特徴であるため、このタイプの革に通常使用されるケア製品を使用することはお勧めしていません。
シミ、キズ、風合いの変化は、エイジングとしてお楽しみください。素材の色調や濃淡、グラデーションの違いが、商品ごとの特徴です。
メタリックペーパーは摩耗により多少の傷みが生じることがありますが、剥がれ落ちることはありません。
当店では、全てのバッグの製作において高いレベルのものづくりを維持していますが、修理が必要な場合は靴の修理を行っている業者にご依頼ください。
万が一修理ができない場合は、代替案をご提案させていただくことも可能です。ご相談ください。